ビール缶を叩いた無料サンプリング音源・Beer Can Drum Kit が、もはや異次元。

ビール缶を叩いた無料サンプリング音源・Beer Can Drum Kit が、もはや異次元。

最終更新日:2023/01/27

ビール缶の本気・Beer Can Drum Kit

以前紹介した無料カセットテーププラグインTape Cassette2のプラグインメーカーCaelum Audioが、嘘みたいな無料音源を配布している。

その名もBeer Can Drum Kit

ビール缶を叩いたり擦ったりして出した音のサンプル音源である。

とても珍しく冷蔵庫に缶ビールが残っていたとき、Caelum Audioは、すぐに飲むのではなく、缶ビールからクールなサウンドを作ることができないか試してみることにしました。

冷たくてキンキンに冷えた缶ビールをはじいたり、叩いたり、振ったり、つぶしたり、落としたりして作った31個のサンプルをお楽しみください。

PluginBoutique.comより引用

Beer Can Drum Kitの特徴

まず笑ってしまったのが、ダウンロードしたファイルのフォルダ分け

キック、スネア、ハットという具合にきちんとパート分けされており、パーカッションや飛び道具的にではなく、「リズムの中心としてビール缶を使いなさい」という意図が見える。

そしてまた驚くべきはそのサウンドである。

飲み口のプルタブを使ったり、ちょっと残ったビールチャプチャプは想定していたが、エフェクトかけまくったビール缶、もはや缶じゃない音がするのだ。

実際に聴いていただきたい。

これがビール缶を使ったトラックだとは、おそらく誰も気が付かないだろう。

出だしのキックとスネアはビール缶、途中のメロディやベースに至るまでビール缶で作ってみた。

少しビットクラッシャーかけた部分はFLying Lotusを連想させなくもないような…。

ただし実はこのトラック、一箇所ズルしている部分がある。

缶を開けるときのプシュー音、実はBeer Can Drum Kitには含まれていないのだ。

ビール缶を叩いた無料サンプル音源・Beer Can Drum Kit が、もはや異次元。
この音のために普段飲まないビールを買いました

Beer Can Drum Kitの無料ダウンロードはこちら

いかがだっただでしょうか。

「なんだか作ったトラックが良くないなあ」

なんていうとき、

実は足りないのはビールの缶だったりして。

Beer Can Drum Kit
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記事を書いた人

南家 快星Kaisei Nanke

DTM歴16年。 絵と音楽を作りつつ、WEBデザインの仕事を掛け持つフリーランスクリエイター。

東京とパリでグラフィック/web/インテリアデザイナーを経験後、2020年からイラスト・絵画の販売を開始。
2021年度国連世界人口白書をはじめ、L'occitane、メルカリなどのサービスに挿絵やイラストを提供。作品はこちら

2022年にKuai Tapesを結成し、1st EP『Can't swim so I stay』を配信スタート。

Making & Howto videos On Instagram メイキングビデオをインスタに掲載中

kuai_xingのインスタ @kuai_tapes