【2023年】ビットクラッシャー有償プラグインのおすすめ4選を比較

【2023年】ビットクラッシャー有償プラグインのおすすめ4選を比較

最終更新日:2023/02/27

今回はビットクラッシャープラグインのおすすめ4種類をご紹介します。

一口にビットクラッシャーといっても、プラグインごとに特徴がはっきりと分かれています。

それぞれ比較しながらみていきましょう。

6種類のヴィンテージのエミュレート | SampleX V3

PluginBoutiqueより引用

本ブログでも以前取り上げたヴィンテージのサンプラーをエミュレートしたプラグインSampleX V3

ビットクラッシャーはもちろん、右側についているハイパス/ローパスフィルターもシンプルで使い勝手の良いプラグイン。

動画後半のプツプツと途切れていく感じが特徴的で味わい深いビットクラッシャー。

6種類のエミュレーター毎にニュアンスが変わるので、ぜひ一度試してみてください。

SampleX V3の詳細はこちら

あばれん坊ビットクラッシャー | Bite Harder

PluginBoutiqueより引用

ヴィンテージを極めたSampleX V3とは対照的に、Bite Harderデジタルプラグインの魅力が詰まったビットクラッシャー。

ビットクラッシャーから激しめのディストーションまでデジタル的で洗練された歪みを作るのに最適です。

指定の間隔で音が途切れるshutterや同じ部分を繰り返すリピートなど、ビットクラッシャーと相性の良い機能がセットになっているのも嬉しいポイント。

プラグインメーカーdeniseが前作My Crush飛躍的に進化させたビットクラッシャーver2。やみつきになる歪みをぜひ一度試してみてください。

Bite Harderの詳細はこちら

上品かつ上質なビットクラッシュ | Decimort 2

PluginBoutiqueより引用

今回紹介する中で一番ビットクラッシャーに特化しているプラグインがDecimort 2

SampleX V3と同様にこちらもヴィンテージサンプラーをエミュレートしたプラグインですが、全面にヴィンテージテクスチャを押し出しているSampleX V3に対して、Decimort 2は上品なヴィンテージ感

ミックスでサチュレーションを加えるのにも使えそうなビットクラッシャーDecimort 2

ResolitionとResamplerを下げていくと他プラグインと同じようにしっかりビットクラッシュされます。

プラグイン販売サイトPluginBoutique内のビットクラッシャーカテゴリ内で一番評価が高いのもDecimort 2

Decimort 2の詳細はこちら

多機能Lofi音作りメーカー | RC-20 Retro Color

PluginBoutiqueより引用

音を劣化させる手段はビットクラッシャーだけではありません。

ノイズや音に揺らぎを加えるWobble、そしてビットクラッシャーなど6つのエフェクトパーツが1つになったのがRC-20 Retro Color

ビットクラッシャー特化の他プラグインよりも幅広い音作りができ、VHSやレコードなどのプリセットも豊富

左から4番目のDigitalというパーツがビットクラッシャーにあたるので、こちらもぜひ一度試してみてください。

SampleX V3の詳細はこちら

ビットクラッシャープラグインの比較

今回ご紹介したプラグインの特徴をまとめてみました。

SampleX V3 … サチュレーション強めなヴィンテージビットクラッシャー。フィルターもシンプルで使いやすく音作りに最適

Bite Harderデジタル的なビットクラッシャー。ShutterやRepeatの機能や激し目なディストーションにも最適。

Decimort 2上品なヴィンテージビットクラッシャー。ミックス〜音作りまで幅広く使える。

RC-20 Retro Color … ビットクラッシャーにとどまらない幅広い音作り・音を汚すのに最適

そもそもビットクラッシャーとは

ビットクラッシャーの特徴

ビットクラッシャーとは、アナログをデジタルに変化する際の音の劣化を意図的に発生させるエフェクトプラグインです。

劣化させる方法には

サンプリングレートを下げる

ビットレートを下げる

の2種類あり、それぞれで音のニュアンスが変わります。

またビットクラッシャーにはヴィンテージADコンバーター(Analog から Digitalへ変換するパーツ)をエミュレートしたタイプもあり、ヴィンテージ機材独特の温かみをもたらすサチュレーション効果を得ることができます。

ビットクラッシャーの用途・使用シーン

ビットクラッシャーは音を劣化させるので、Lofiはもちろん

キックやベースサチュレーションを加えて音を前に

パッド系のシンセに質感を加える

・激しくかけてエレクトロの飛び道具など

音作りからミックスまで幅広く利用できるプラグインとなっています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

同じビットクラッシャーというカテゴリでも、プラグインによって特徴や使い所は様々。

今回紹介したプラグインは無料でデモ版が使えるので、気になるプラグインは1度試してみるのがおすすめです。

SampleX V3無料デモ版

Bite Harder無料デモ版

Decimort 2無料デモ版

RC-20 Retro Color無料デモ版

それではまた次回!


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記事を書いた人

南家 快星Kaisei Nanke

DTM歴16年。 絵と音楽を作りつつ、WEBデザインの仕事を掛け持つフリーランスクリエイター。

東京とパリでグラフィック/web/インテリアデザイナーを経験後、2020年からイラスト・絵画の販売を開始。
2021年度国連世界人口白書をはじめ、L'occitane、メルカリなどのサービスに挿絵やイラストを提供。作品はこちら

2022年にKuai Tapesを結成し、1st EP『Can't swim so I stay』を配信スタート。

Making & Howto videos On Instagram メイキングビデオをインスタに掲載中

kuai_xingのインスタ @kuai_tapes