
【2023年・最新】バスコンプのおすすめプラグイン、この3選。
最終更新日:2023/04/07
最新バスコンプを比較したので、おすすめのプラグインを紹介します。
トラックの接着だけではなく、奥行きや立体感、空気感の強調などマスタリングに欠かせないバスコンプ。
プラグイン毎のキャラクターもふまえて、解説していきます。
目次
バスコンプ・グルーコンプとは
詳しくはこちらで解説していますが、バスコンプとは複数のトラックをなめらかにまとめる役割をするコンプレッサーの総称。
別名グルーコンプとも呼ばれるバスコンプは、接着剤を意味するグルーの言葉通り、バラバラに分かれているトラック同士をくっつけて一体感を出すために用いられます。
自然な温かさなバスコンプ | Pulser Mu

以前こちらでも紹介したフランスのプラグインメーカーPulsarのバスコンプMu。
2023年にバスコンプを買うならこれ、と言いたいくらい高品質なプラグインです。
自然なダイナミクスを生かしつつトラックにまとめられる上、スネアに厚みを持たせたり、ギターやアンビエンスの埋もれている音を発掘するのに役立ちます。
レビューサイトでも、プラグインでここまでできるのかという声が上がるほどとにかくクオリティの高いMu。
価格はやや高いですが、圧倒的なナチュラル感と温かみは他のプラグインでは代用できない独特のキャラクター。
もちろん音楽性と好みの問題ですが、余裕があるなら非常におすすめなグルーコンププラグインです。
しかも今なら60%OFFで購入できるセールを開催中!
セールは2023年4月16日まで!詳細はこちら!
Pulser Muの詳細はこちらクリアに空気感を得たいなら | Shadow Hills Mastering Compressor Class A

Pulsar Muに続いておすすめなのが、マスタリング用コンプレッサーShadow Hills Mastering Compressor Class A。
オリジナルのShadow Hills Mastering CompressorはRadioheadやColdplayなどのアーティスト御用達のバスコンプ。
上半分のOPTコンプと下半分のVCAコンプの2種類のコンプがついたShadow Hills Mastering Compressor Class A。
2つのコンプを同時使用・どちらか1方だけの使用、どちらも可能。
Shadow Hills Mastering Compressor Class Aはかけると厚みと奥行き、さらに超高音の空気感が強調されます。
かけすぎは禁物ですが、かけるだけでプロの音になるというのも、あながちウソではないグルーコンプです。
Shadow Hills Mastering Compressor Class Aの詳細はこちらオリジナルとClassAの違い
Shadow Hills Mastering Compressorには、今回紹介したClass A バージョンの他に、ClassAのつかないオリジナルバージョンがあります。
機能の違い

ライト色の違いの他に、ClassAバージョンには下部につまみが追加されており、左から順に
・アナログコンソール卓のチャンネルごとの癖のモデリング
・M/S切り替え
・クリッピングしないためのHeadroom設定
・低音など特定音域をモノにするMonomaker
・ステレオ的な広がりが調整できるStereoWidth
が追加されています。(MIXとハイパスフィルターはオリジナル版はUI右上で操作可能。)
音の違い
まずわかりやすい違いとして、ClassAの方がオリジナルよりも音圧が高いです。
同じ設定でコンプをかけてみたところ、ClassAの方が2〜3dBほど音が大きくなりました。
また細かな音色の違いとしては、ClassAの方が音の厚みや奥行き感が強調され、広がりがある印象を受けました。
制作元のBrainworxはオリジナルはドラムバス、ClassAはマスターのグルーコンプとしての使用を推奨しているようですが、個人的には、どっちもClassAで良いと思います。
気になる方はどちらも無料でデモ版が使えるので、比較してみると良いでしょう。
オリジナルのデモ版ダウンロード
ClassAのデモ版ダウンロード
バスコンプの王道 | SSL Native Bus Compressor 2

バスコンプといえばSSLというくらい、超人気のバスコンプSSL Native Bus Compressor 2。
SSL Native Bus Compressor 2は、SSLのコンソールに搭載されたG-SeriesをSSLが自らエミュレートしたプラグイン。
Shadow Hills や Muに比べるとわずかにコンプ感が強めな印象ですが、音像に立体感持たせるのに素晴らしいバスコンプです。
SSL本家のSSL Native Bus Compressor 2がプラグインとして登場するまでは、WAVESがSSLと共同開発したWaves SSL G-Master Buss CompressorがSSL G-Seriesバスコンプの決定版でした。
現在SSLバンドルセールで、2023/4/20まで90%OFFで購入可能↓

単品で買うよりも圧倒的に安くて、チャンネルストリップもついてくるので、SSL Native Bus Compressor 2が気になっている方はぜひこの機会にチェックしてみてください。
キャンペーン詳細はこちら
SSL Native Bus Compressor 2の詳細はこちらWaves SSL G-Master Buss CompressorとSSL Native Bus Compressor 2の違い

SSLとWAVESの違いとして、SSLの方がより透明感や奥行きが感じられるのに対し、WAVESの方がパンチが感じられます。
本家SSLが出したかったのはこういう音なのか、と思うと面白いですね。
また機能的な違いとして、
・SSL版にはローパスフィルターが付いているため、圧縮のピントが低音に合ってボーカルなど中高音を過剰に圧縮するのを防ぐことができます。
・SSL版はDRY/WETが調整できるので、やや強めに圧縮してDRYをミックスするパラレルコンプレッションも可能。
・WAVES版には、アナログのオンオフを切り替えるスイッチが付いています。
ちなみにWAVESの方はセール期間外でも安く購入できる方法があるので、こちらもチェックしてみてください。
個人的にはSSLのSSL Native Bus Compressor 2が好きですが、完全に好みとジャンルの問題なので、一度デモ版をダウンロードして使い比べてみるのがおすすめです。
SSL版 SSL Native Bus Compressor 2のデモ版ダウンロード
WAVES版 SSL G-Master Buss Compressorのデモ版ダウンロード
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回紹介した3つのプラグインは、どれもプロ御用達、どれを買ってもまず間違いない最高品質のバスコンプ。
キャラクターの違いはぜひデモ版で試してみてください。
Pulser Muのデモ版ダウンロード
Shadow Hills Mastering Compressor Class Aのデモ版ダウンロード
SSL Native Bus Compressor 2のデモ版ダウンロード
それではまた次回!