
【FabFilter】 Pro-Q3が「プロ泣かせ」のEQプラグインな理由
最終更新日:2023/02/28
目次
FabFilter Pro-Q3とは

FabFilterの超人気プラグインPro-Q2の進化系がPro-Q3。
ダイナミックなイコライジングやリアルタイムでスィートスポットを教えてくれるスペクトラム・グラブなど、プロ泣かせなミックス機能が詰まったEQプラグインです。
FabFilter Pro-Q3の商品ページ今回はPro-Q3が圧倒的におすすめなEQプラグインである理由を、その便利機能と一緒に見ていきましょう。
FabFilter Pro-Q3の特徴
自由自在なイコライジング
まずはなんといっても自由自在なイコライジング。
Pro-Q3は、通常のEQでは難しいイコライジングが簡単にできます。
例えばQ3から追加された「Brick wall」というバンドシェイプは、絶壁のようにスパッとカットすることが可能。
そのほかにもベル、ノッチ、ハイ/ローシェルフ、ハイ/ローカット、バンドパス、ティルトシェルフ、そしてQ3から追加されたフラットティルトなど、様々な形状が使用可能です。
スペクトラム・グラブ
Pro-Q3の最も便利な機能が、スペクトラム・グラブ。
スペクトラム・グラブはリアルタイムでトラックを分析し、即座にスウィートスポットを教えてくれる機能です。
削るべき正確な周波数がわかるため、必要な成分をしっかり残したイコライジングが可能。
これだけでもミックスが非常によくなるプロ泣かせ機能。
ぶつかっている音域の可視化
Pro-Q3では、他のトラックのスペクトラムを表示できるだけでなく、音が集中しすぎている周波数を可視化できるコリジョンディテクション機能が追加されました。
ぶつかっている音域が明確にわかるため、ついやってしまいがちな闇雲なイコライジングが防げます。
さらにPro-Q3では他のトラックをサイドチェーンとして使えるので、
「ボーカルと被っているギターの300Hzを、ボーカルが歌っている時だけ3dB下げる」
といった処理が簡単にできます。
本来なら、
ぶつかっている音域の見極め→重なっている周波数にマルチバンドコンプを使って圧縮・またはEQで削る
という操作が、ほぼ自動で誰でもできてしまうのです。
まさにプロ泣かせ。
クールなUIと直感的な操作
Pro-Q3が優れているのはクールなUIだけではありません。
作業を効率化させるショートカットも、マウスひとつで直感的に操作できるようになっています。
例えば
・Qを尖らせるのはマウスホール
・グラフィック上をダブルクリックすると新たなバンド追加
さらにEQ上の右端か左端を
・ドラッグするとシェルフバンドが作れて、
・ダブルクリックするとハイパス・ローパスフィルターが作れます。
それ以外にも
・複数のバンドをドラッグで選択して移動
・背景のスペクトラムをつかむとスペクトラム・グラブモード
など、やりたいことがサッとできる非常に使い勝手の良いUI&ショートカット。
こんな人におすすめ
ミックスを素早く高品質にしてくれるPro-Q3は、初心者〜プロまで、ミックスをするすべての人におすすめなEQプラグインです!
FabFilter Pro-Q3の動作環境
Mac
- macOS 10.12 or higher (Intel or M1 Apple Silicon processor) (64-bit only)
- VST2, VST3, AU, AAX Native
Windows
- Windows 11, 10, 8, 7, or Vista (32 or 64-bit)
- VST2, VST3, AAX Native
FabFilter Pro-Q3の購入/デモ版のダウンロードはこちら
今回は紹介しきれませんでしたが、
Pro-Q3はミッドサイド処理はもちろん、マルチバンドコンプとしての使用、外部信号のスペクトルに自動マッチするEQマッチ機能、位相反転やDolby Atmos 7.1.2への対応などなど、とにかく機能が盛りだくさん。
ぜひ一度デモ版を使って、Pro-Q3の凄さを味わってみてください。
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